暦の家が12軒、それぞれ一人ぼっちで暮らしていた、という設定でお話が始まります。
1月さんが「ひとりぼっちじゃつまらない ともだちさがしにでかけよう」と思い立ち、2月さん、3月さんと訪ねていきます。
季節は4つに分かれていて、月は12に分かれている。普段は当たり前すぎて改めて意識することもあまりないけれど、こんな風に絵本でひと月ずつ堪能することで、私たちの国・日本の良さを改めて認識することができました。
文章もテンポ良く、歌うように読みました。『きょだいなきょだいな』でもそうですが、こういうリズミカルな文章は、読んでいて楽しいですし、子どももノッてきます。
各月ごとの演出も素敵ですし、下にどんどん友だちが増えていくのも楽しいですが、うちの子が一番喜んでいたのは、やはり最後の仕掛け部分でした。一つ一つ丹念にめくっていました(^-^)