寝る前の読み聞かせに3日にわたって読みました。
結構内容が多くかつ深いので
結局3日に分けて読むことになってしまいました。
いつも威張ってばかりいるサイがいました。
自分は偉いんだと「おれさまおれさま」という自己顕示欲が
あふれんばかりでした。
周りの動物たちは辟易してドラサイの周りから逃げていきました。
そして一人ぼっちになりました。
それでも自分について省みることなく頑固に生きていきます。
そして最後にはヨロイのしたがわからぽっとぬけおちて
はだかんぼうのドラサイになるのです。ヨロイだけが
勇ましく残るのです。
そしてはだかんぼうのサイは自分の姿を外から見ると
あまりに恐ろしく逃げていくのです。
このお話が伝えることはなんなのか、
ヨロイとは何なのか?はだかのサイは誰なのか?
何がいけなかったのか?
6歳の息子を前にいろんなものが象徴していることを
話してしまってはもったいない感じがして
読んだ後何もお話をこちらからはしませんでした。
小学生になってこのお話の不思議なストーリーの背後にある
作者の気持ちや主張に気が付くようになったとき
大きいテーマの絵本だなと再度噛みしめてよんでほしいなと
思いました。6歳の子でも拍子抜けするほどの
想定外の結末に大満足でした