「ねがいぼしかなえぼし」 みんなの声

七夕関連の本で、特にインパクトが強かったのはこの本です。
しほちゃんがうみくんに会いたいと願っている現代のお話の中に、七夕の由来のお話もきちんと組み込まれています。
ただ由来を語っているだけではなく、絵本として存在感のあります。

最初絵を見たとき
「なんか、変な絵だな。ちょっと顔こわいな。おりひめさまもあまり美人に見えないし」
と思っていたのですが、見ているうちに不思議に魅力を増してきました。個性派美人って感じでしょうか。
また、みかどが二人を分かれさせるときにセリフ「わかれーいっ」は忘れられません。私も子供のけんか中に使わせてもらおうと思います。

このお二人が描かれたほかの本もぜひ読みたいと思います。

幼稚園でたなばたまつりの歌を習ったり、いつのまにかおりひめさまとひぼこしさまのお話を聞いてきたりと七夕について知識を深めていた娘に読みました。人と人が愛し合うお話はあまり読んだことがなかったので新鮮なようで「おりひめ〜」「ひこぼしさま〜」と別れ別れになる場面では見入っておりました。やっぱり今の季節にぴったりの本です。

このシリーズは季節感があってさらにユーモアもあって面白いですね、大好きです。
この七夕の物語は働き者なのに恋に落ちたため
仕事も手につかないというラブラブぶりと引き離されてしまう
切なさがたまりませんが
みかどの表情の豊かさとか
｢わかれーーーい｣なんていうセリフにちょっと笑ってしまいました。やっぱりこの作者のお二人にかかるとこういう感じなんでしょうかね（￣ｍ￣〃）
娘は“あいしあう　ふたりの　まこと”？？？
なんだそれ？？みたいな反応でしたが（＾＾ゞ
私には細かなお話を再び読めて懐かしかったです
娘がこんな七夕のロマンをわかるのはいつごろなんでしょうね。

おりひめとひこぼしに、こんな出会いがあって
悲しい別れがあって
でも1年に1回会える日がある。
なんでそうなってしまったのか、
七夕のお話はいろいろな本があるけど
内容も忠実で、よかったです。

子供達は感動していました。

七夕ってなんだろう・・・？子供の疑問に答えてくれる絵本です。
絵のタッチも私の好みで、内容も小さな子でもわかりやすいところがとてもいいと思いました。

たなばたの由来がわかりやすく書いてあるのと、しほちゃんとうみくんの物語がかわいくて、よかったね。と、ほのぼのした気分になれます。

でも、私は、絵があまり好みではないです。

七夕の季節になると、色々な七夕絵本を読みます。
そういう行事絵本を読むと、色々とお話に脚色がされていることが多いのですが、七夕関係の絵本はどれも似ているなあという印象をうけています。

その中でもこの絵本は、七夕の行事をただ描くのではなく、女の子を淡い恋心を題材に素敵なお話へと仕上がっているのが魅力的。

お話は、表紙をめくったところからお話が始まっているのもいい感じで、裏表紙までお話が続いていて、息子はとっても気に入っています。

いつか息子も主人公の女の子のような願いを七夕にのせることがあるのかなあ･･･
などちょっと母親心は複雑です。

今年の願い事は何にするのだろう？と、この絵本を読んで七夕が一段と楽しみになってきました！

内田麟太郎さんの季節のおはなしがたっぷり味わえる一冊。
たなばたの絵本はいろいろみるけど私はこの絵が好きなのとたくさんの中で読むにはよく見えるのではないかな？っておもいます。

山本孝さんのイラスト、良かったです。
そして、内田麟太郎さんの七夕のお話の切り口、最高に良かったです。
読み聞かせをしていて、私が気に入ったのは織り姫の父・帝の台詞。
織り姫と彦星を別れさす時の「わかれーいっ」です。
この台詞が入ると、物語全体がパリっとして、決まるんですよね〜。
小さなお子さんでも、小学生くらいのお子さんでも、楽しく読める内容になっています。お勧めです。