表紙が醸し出す「いじわる」オーラに思わず手に取ってしまいました。
黒犬のアイザックは意地悪で有名だったのです。
おかげで、アパートの住人は、アイザックだけ。
ところがある日、新しい住人、ワニのオーリーが引っ越してくるのですね。
いつも通り、ありとあらゆる意地悪を仕掛けますが、全て不発。
でもなぜか一緒に遊んでいて、事件が起こります。
オーリー愛用のカメラを壊してしまったのです。
オーリーは・・・。
このあたりの描写がすごいです。
二人の心理が切々と伝わってきました。
その収拾のつけ方がなんとも味わい深いです。
この微妙な友情を、感じ取ってほしいですね。
幼稚園児以上くらいから、でしょうか。
独特な色彩の配置のセンスが、いかにもグラフィックデザイナーらしいです。