この絵本に出会ったのは、今や大学生になった長女が保育園時代だったかと思う。1回目が保育園児、2回目は小学生低学年と長女・長男に読みました。小学4年生になった次男には、残念ながら今回初めて読みました。そろそろ男女の体の違いを意識するようになってきているようだし、そう言えば次男には幼稚園時代に読んでいなかったと気づいて慌ててこの本を読んであげました。
題名の通り、人には男性、女性の2種類があること。そしてその体には違いがいくつかあること。その違いには意味があり、役割があること。これらが実に分かりやすく、端的に描かれています。日本人にとって性教育はあまり馴染みがなかったり、上手に説明シヅライ分野であるが、そんな心配を吹き飛ばしてくれる名作だとお勧め。おフザケ時代の幼児期に、ちょっと照れや恥ずかしい顔ができるようになる小学生に、生きる上で欠かせない大事なお話なのに何となく通り過ぎさせないでちゃんと頭の隅に知識を置いておくことで、いづれ大きくなった時、人を思いやり、大切に思い、自分をも大事にする大人に成長して欲しいと願いを込めてお勧めする。