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神の道化師 イタリアの民話より」 みんなの声

神の道化師 イタリアの民話より 作・絵:トミー・デ・パオラ
訳:ゆあさ ふみえ
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\2,200
発行日:1980年
ISBN:9784593501403
評価スコア 4.44
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みんなの声 総数 17
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  • ちょっとせつなかった

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子6歳、男の子3歳

    よくお勧めされていたので図書館で借りて読みました。

    「まほうつかいのノナばあさん」など
    トミー・デ・パオラさんの絵本は
    色遣いもお話も面白くて好きです。

    このお話はちょっとせつなかったです。
    でも、最後救いがあり、よかったです。

    投稿日:2019/05/27

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  • 絵が美しい。

    • こっここさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子8歳、男の子5歳

    男の子が道化師になり、人々の喝さいを浴びるようになって、老いて道化師をやめ、故郷に帰る。
    おそらく、道化師は幸せな最期だったことでしょう。ただ、信念のもとにまっすぐに同じ道を生きること、それは今までの価値観ではよいことだったかもしれないけれど、今の時代にそれは合わないかもしれません。
    絵は美しく、ひたむきに生きてきた男の一生として、心を打つ絵本だと思います。

    投稿日:2019/01/20

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  • 空の星だって役に立つ 

     「どんなものでも何かの役に立つんだ。たとえばこの小石だって役に立っている。空の星だってそうだ。君もそうなんだ」。
     これはフェリーニの名作「道」の中に出て来る有名なセリフです。
     少し頭の足りない主人公の娘ジェルソミーナと出会った芸人の男が言うのです。
     この芸人の男はこのあと彼女とコンビを組んでいたザンバノという荒くれ男に殺されてしまいます。
     このザンバノは怪力の芸をする流れ者。ジェルソミーナは彼のそばで伴奏などをして観客からお金を集める役どころです。

     昔は彼らのような旅芸人が多くいたのでしょう。
     この絵本の主人公ジョバンニもそんな芸人です。
     彼の芸は空中にさまざまなものを放り投げ、それをくるくる回したり、それを見事にキャッチしたりするもので、孤児だった彼はその芸で旅芸人の一座にはいり、次第に人気者になっていきます。
     やがては町のえらい人の前でも芸を見せるようにもなります。
     しかし、ジャバンニも年をとっていきます。
     そして、今までしたこともなかった失敗をしてしまいます。
     もう彼の芸を見ようとする人はいなくなり、彼はもとの貧しさに戻ってしまいます。
     そして、あるクリスマスイブの夜、ひっそりとした教会で、何のささげものも持たない彼は最後の芸をマリアとイエスの像の前で演じて死んでいくのです。

     古くから伝わってきた民話をもとに作者のパオラが自身の人生経験と重ね合わせて描いたというこの作品は、映画「道」で描かれたジェルソミーナの汚れない心の美しさと同じものを感じました。

    投稿日:2018/12/30

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  • 運命

    トミー・デ・パオラさんの、創作の物語かと思ったら、イタリアの民話だったのですね。
    空中で、何でも投げて回すことのできる特技を持ったジョパンニは、数奇な運命をたどります。
    ジョパンニは最初は、欲も野望もなく、その日その時を楽しく過ごせればよいという人であったように思います。でも、流されていくうち…
    大人にも読みごたえのある絵本です。

    投稿日:2017/12/19

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  • 大人向けかなー

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子6歳、女の子4歳、女の子0歳

    大人向けかなー?
    絵本ガイドブックで紹介されていたので読んでみましたが、こどもにはちょっと難しいように思いました。大きくなったらまた読ませてみようかな。
    いろいろ考えさせられるところがあるお話でした。
    ひとりの道化師の人生を描いた物語。

    投稿日:2017/10/16

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  • 人生の最後に

    ちょっぴり悲しい、でもじーんと胸に響く絵本でした。
    宿無しジョバンニが、得意な曲芸で身を立てて有名になります。しかし年老いてくると喜んでくれる人はいなくなり、故郷のソレントへかえることにします。
    人生の最後に、マリアとキリストの像の前で心を込めて芸を捧げるジョバンニ。その姿にはいつも心うたれます。
    トミー・デ・パオラの絵本はどれも大好きなのですが、こちらもまた、とても心に残る作品です。あとがきを読んでも、作者がこのお話に対する思いの深さがわかります。

    投稿日:2014/05/25

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  • 今の自分にできること

    • 楽葉さん
    • 60代
    • じいじ・ばあば
    • 埼玉県

     人の一生を考えさせる大人の絵本

     昔…イタリアにジャグリングの上手な道化師がいた…
    七色のボールを操り、最後に金色の玉を空高く投げ上げる技を得意として人気を得ていたのだった
    しかし旅まわりの長い年月がたち、老境に入ったある日…手ひどい失敗をして引退を決意する
    彼は食べるものにも困るおちぶれた姿で故郷に戻った
    転がり込んだ教会ではキリストの誕生を祝い大勢の人々が捧げものしていた…しかし何も持たない彼は母子像の前で精いっぱいの芸を見せるのだが…

     アナトール・フランスの小説にもなった民話に取材しているが、人を喜ばせる仕事を全うした主人公ジョバンニの姿は普遍性を持って胸を打つ…デ・パオラ独特の色調と様式化された絵は物語の世界をうまく描いている

     <長者の万灯より貧者の一灯>という仏教説話を思いしたのだが、それはまた別な話…

    投稿日:2014/01/22

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  • 道化師とは。

    神様は本当にいらっしゃるのだな
    と思える、イタリア民話です。

    文章は長いのですが
    展開が速いのですんなりと読めました。

    道化師って、聞くとなんだか
    自分を犠牲?(自分自身の芸でお金を稼ぐ)
    にしている、というイメージがあるのですが


    この本のラストでは
    神様に自分が得意でかつてみんなに喜んでもらえた
    芸をお見せするのです。


    もともとあまり幸福ではなかった少年が
    最後にとても満たされ神様のもとへいけたというのが
    なんだかとてもうれしい本です。

    投稿日:2012/02/23

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  • 高学年のお子さんと楽しめます

    • ひめママさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子10歳、女の子7歳

    みなしごの少年、ジョバンニの一生をえがいたお話です。
    芸一筋に生きた道化師ジョバンニ。
    最後は、教会でマリアさまとイエスさまに芸をささげ、
    そのまま死んでしまいます・・・
    小さなお子さんには、難しいと思います。
    高学年むきではないかと思います。
    高学年のお子さんなら、心に感じるものがあるかと思います。
    我が家では、4年生の娘に読み聞かせました。
    物語もすばらしいですが、絵もすばらしいと思います。
    大きくなるとなかなか読み聞かせもしなくなりますが、ぜひ
    親子で読んでみてほしいと思う、絵本でした。

    投稿日:2012/02/16

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  • 神聖な気持ちでクリスマスを

    クリスマスというとどうしても浮ついた気持ちになりますが、このような本もとても良いかとお薦めできる本です。
    両親をなくした浮浪児のジョバンニの特技はお手玉。
    いろいろなものを空高く上げてお手玉して見せては、ご褒美をもらって生活していました。
    町にきた旅芝居の一座に頼み込んで仲間に入れてもらったジョバンニは腕を磨き、一人立ちして大道芸人として活躍するのですが…。
    このお話は、ジョバンニの成功談ではなく、一生の物語でした。
    ジョバンニも歳をとり、とうとう自分の得意な演技を失敗するようになります。
    芸の出来ないジョバンニはもう人気者ではありません。
    落ちぶれたジョバンニは芸をあきらめ故郷のソレントに帰ることにします。
    そこで目にしたのは聖フランシスコ教会のクリスマスのミサ。
    人が去ってがらんとした教会で、ジョバンニは最後の演技をして息絶えます。
    イエスの像は微笑んでジョバンニの投げていた金色の玉を抱いています。
    崇高で尊厳のあるジョバンニの一生とクリスマス。

    話の中ほど、ジョバンニがまだ人気者でいた時、二人の修道士に食べ物を分け与える場面があります。
    芸で人々に幸せをあたえるなら、それは神さまをほめたたえているのと同じことだと伝えられます。
    さほど信心深くない私でも、人の生き方を見事に表現している部分だと感銘しました。

    しみじみとこの絵本を眺めながら過ごすクリスマスも良いのではないかと思いました。

    投稿日:2010/12/21

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