「猫のプシュケ」 みんなの声

表紙の黒ねこちゃんのこっちを
見上げる表情のかわいさに惹かれて
読んでみました

忠実な犬に比べて
気ままな雰囲気のある猫ですが
プシュケは違うようです

人と話すことが苦手な女の子は
プシュケのお陰で成長したように思われます
ところが・・・

プシュケの一途さが
なんともせつない
特別女の子が悪いことをしているわけではなく
気持ちがプシュケだけを向かなくても
大丈夫になったからなのでしょうが

人間の身勝手さの一面を見るような気がします

お月様信仰？神秘な雰囲気も
ファンタジーなのでしょうか

女の子は、人と話すことが苦手でした。
小学校へ行ってもひとりぼっちでした。
かなしい時は、浜辺へきれいなかいがらをさがしに行きました。
かなしさを忘れることができたからです。
そして、ある日のこと、浜辺で、小さな小さな、真っ黒なこねこと出会ったのです。
女の子は、そのこねこに『プシュケ』という名前をつけて、仲良く暮らしました。
女の子は成長し、プシュケとの関係も少しずつ変わってきます。
プシュケの、女の子への思いは変わりません。
そして、その日がやってきます。
命の長さと恋する気持ちの違い…
最後に見せてくれた夢。
なんだか、胸をぎゅっとつかまれたような気持ちになりました。
昨年、天に召された、我が家のにゃんちゃんを思い出し、涙がこみ上げてきました。

猫が人間の女の子に恋心を抱くというお話です。
ちょっと大人向け絵本かな？と感じました。
ギリシャ神話のエロスとプシュケのお話は私も好きなお話です。
この猫は男の子のようですが。
猫のプシュケはなんだか切ないですね。