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宮沢賢治の絵本 銀河鉄道の夜」 みんなの声

宮沢賢治の絵本 銀河鉄道の夜 作:宮沢 賢治
絵:金井 一郎
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\2,530
発行日:2013年10月19日
ISBN:9784895881296
評価スコア 4.53
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みんなの声 総数 18
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  • 大人のご褒美に

     宮沢賢治の作品は文章と世界観が独特で、正直自分には合わず、これまで敬遠してきて大人になりました。
     自分に子供ができて、本の読み聞かせをするうちに、一度は挑戦してみないと、と思い購入したのが本作です。
     読み始めて自分でもびっくり!あれだけ入りにくいと感じていた世界が、詩を読み進めているかのように広がっていきます。それどころか、自分も銀河鉄道の乗客になって、車窓から、停車場から降りて、その風景、世界を楽しんでいるかのように錯覚してしまいます。話が賢治独特の文章で分かりにくいのはそのままですが、それを絵が補って世界を構築しており、「銀河鉄道の夜」ってこんな作品なんだ、というのがすんなり入ってきます。
     子どもに読み聞かせて理解してもらう自信は持てませんし、自分自身もストーリーは理解できませんが、「大人の詩世界」として楽しんでみると、実に魅力的な本だと思いました。

    投稿日:2016/11/28

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  • 大人もハマる賢治ワールド

    宮沢賢治の名作、「銀河鉄道の夜」。色々な出版社から出ているけれど、こちらが超絶おススメ!この画家は宮沢賢治を大変研究した方ではないだろうか。暗闇の中でキラキラと光る鉱物的な質感と、幻想的な世界感を、この絵は大変うまく表現している。
    絵本は、文字だけでなく絵も使って、想像の世界を広げ、心をより豊かにしていくものだと思っているのだが、その役割を全うした作品だと思う。
    娘はもう絵本を卒業した年ではあるが、寒い夜、娘のベットでこの本をめくりながら、宮沢賢治の世界に二人で浸るのはとても温かい冬の過ごし方になりそうだ。

    投稿日:2016/11/28

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  • 人は、生きてゆく

    自分が子供のころ、教科書か何かに載っていた宮沢賢治さんの作品は、擬態語の繰り返されたメルヘンチックなものだった。そしてその後、自分から進んで彼の作品にふれることはなかった。
    子供ができて、何か本を選んであげようと思ったとき、彼のやさしい文体を思い出した。男の子が興味持ちそうな話を…と思い、本書を手に取りページをめくっていくうちに…。
    おりしもわたしは映画『タイタニック』を観たばかりであった。乗っていた客船が沈没した、という客のくだりまで読んだとき、ああ!これは死んだ人を乗せる列車なんだ!と気づき…じゃあ、カンパネラは?カンパネラは?(確か彼は川へ遊びに行ったはず…嫌な予感がした)もうそれ以上、ページをめくるのが、ジョバンニとともにもとの世界へ戻るのが怖くてたまらなくなった。
    一つ一つのエピソードの奥が深そうで、ほんとうのところは理解できていないけれども、どんな悲しいことがあっても、不条理なことがあっても、人は生きていかねばならないのだなあ…と思った。

    投稿日:2016/11/09

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  • “翳り絵”という幻想的な技法の絵です。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子19歳、女の子14歳

    三起商業株式会社こと、「ミキハウス」が絵本界に進出してからもうずいぶん経ちますね〜。
    特に宮沢賢治の作品を取り上げている絵本が多く、
    いろいろな画家(イラストレーター)の手にゆだねて、新しい宮沢賢治の世界を描こうとしているような気がします。

    この『銀河鉄道の夜』は、“翳り絵”という幻想的な技法の絵で、この金井一郎さんが編み出した作風です。
    カンパネルラとジョバンニが旅した星の世界のイメージが、この技法で描かれたことで、より壮大な宇宙の中にいるように感じられました。

    少々分厚い画集のような絵本ですが、見ごたえはたっぷりです。

    投稿日:2014/10/19

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  • あの頃思い描いた世界が絵本に

    自分も小学生の時に読んだ「銀河鉄道の夜」。その頃に思い描いた世界が絵本になっている!それはとてもうれしい驚きでした。
    とはいえ、お話の細かいところは忘れていていました。たぶん昔はきちんと理解していなかったのだと思います。何十年ぶりに再び出会い、お話を読んだ頃の自分のことも思い出すこともできました。
    今一緒に読んだ娘たちも、大人になってからまた読み返すのかななどと想像しています。長く読み継がれる絵本であってほしいと思います。

    投稿日:2014/07/02

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  • 幻想的

    私の地元の作家さんの作品なので、楽しみに読みました。幻想的な絵がとても内容にあっているし、とても楽しんで読めました。

    ただ、深いところだと、死の話なので、子供には難しいと思うのですが、ともかく表面的ストーリーだけは理解したようです。

    大人が読んでも考えることができる作品だと思います。

    投稿日:2014/06/29

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  • 引き込まれる

    絵がとても美しいです。一気に賢治の世界にひきこまれます。文章だけは読んだことがあるのですが、自分の想像をはるかにこえる世界がこの絵本にはあります。幻想的な『銀河鉄道の夜』の世界が広がり、文章がまたすーっと自分に入ってきます。またこの世界は決められたものではなく、きっと読む人、見る人によってまた別の世界が広がっていくように思いました。文章は長いので小さな子には難しいのですが大人が読んでその世界に浸るにはとても素晴らしすぎる本です。

    投稿日:2014/06/19

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  • 闇の中から光が

     「銀河鉄道の夜」のタイトルは、ロマンティックで楽しそうですが、内容は奥深いですね。
     暗い闇の中から光があふれてくるような、幻想的な絵にひきこまれました。
     カンパネルラとジョバンニ、銀河鉄道の乗客たちの声が聞こえてきそうでした。
     物語は、悲しい終わり方をしますが、それでも幻想的で静かな感じがします。
     
     文章は長めで、独特の言葉もあるので、むずかしいと思います。私もなんどか読んでいますが、正直まだわからないところもあります。 静かな余韻がのこる絵本でした。

    投稿日:2014/06/21

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