「おばけのケーキ屋さん」 みんなの声

４歳の長女に読みました。
まず、おばけとケーキの組み合わせ。これ最高ですね。
どちらも娘が大好きなんです。タイトルを読んだだけで、「おばけのケーキやさん？！」と驚いたような嬉しそうなそんな声をあげていました。

ページをめくっていくとまた楽しい気持ちに。
何より色々なケーキが出てくるところが嬉しかったみたいで、途中からストーリーはそっちのけでページをめくってはケーキ探しをしていました。
（ストーリー、４歳児にはちょっと長めでした・苦笑）。

大きなケーキが出てきたページでは「わあ！」と歓声をあげ、「○○ちゃんもこれ食べたい！」とページに手をのばして食べる真似をしていました。こんなケーキ屋さんがいたら楽しいでしょうね。

月日のたつのが早い絵本です。
子供向けのお話で、こういう展開って
あんまりないのでびっくりしました。
なんというか、父親を亡くした女性への
結婚式のプレゼントっていう絵本でした。
そのまんまですが…。
うーん、子どもに読んでみたい！と
思うかと言われたら、ちょっと微妙な内容です。
大人向けのほうがいかもしれませんね。

息子はケーキが大好きなのですが、まだ記念日などにしか食べさせていないため、かわいそうなので試し読みでとりあえず読んでみました。
‥絵柄からは想像できないほどすてきにやさしいお話で、びっくりしました！
まだ２歳の息子にはやっぱり理解できず、ケーキたべたい！を連呼してしまいそうですが、いつか理解できる年齢になったら読ませてあげたいと思いました。

とてもいい絵本だと思います。

「おばけのケーキ屋さん」という題名を読んだだけでは、まさかこんな深くて切ないお話しとは思いませんでした。

女の子の「パパと同じくらいおいしいケーキ」という言葉に納得がいかず、世界一美味しい！と驚かせたいおばけ。
いつしか時は経ち、女の子は大人になっていました。

最後のケーキを作る辺りから、読み進むうちに思わず涙ぐんでしまいました。
おばけになると記憶は残らないのですね。
そこも切ない。

大人におすすめです。

全ページ試し読みで読みました。

自慢のケーキで相手を驚かせたいおばけと、それをなかなか世界一おいしいと言ってくれない女の子のお話です。最後まで読むと二人の関係が明らかになるのですが、女の子はおばけの正体が分かっていたのに、おばけにはわからなかったということなのでしょうか。

親の立場から読めば感じるものはありますが、子供から見たら面白さを感じるのかなと疑問に思います。子供に読み聞かせようとは思えませんでした。

とても最後の方の女の子の表情と、涙が印象的で忘れられません。
お化けになったお父さんが作ってくれたケーキが結婚式で食べられるなんて、素敵です。
本当にこんなお話が有ったら、嬉しいですよね。感動します。
とても女の子の気持ちが切なくて、何だか可愛そうでしたが、お化けのお父さんと一緒にケーキを食べたり、遊んだりしている姿はとても生き生きとしていて良かったです。

おばけのケーキ屋さんが作るケーキは、とってもおいしいケーキ。
だけど、女の子にとっては「パパの作るケーキとおなじくらい」
だから、おばけはショックを受けます。ケーキ屋さんですもの、
プライドがありますから。
ケーキ屋さんは、女の子の死んじゃったパパだったのかな。
女の子はそうだって言っているけど、ケーキ屋さんにはそんな
意識がないんですね。でも、たとえ、おばけがパパだったと
しても。おばけにその意識がない方が少しは寂しくなくてよかった
なって思いました。おばけがこの世に思いを残して、いろんな
ことを考えて存在しているよりも、この世で生きているヒトの方が
死んじゃったヒトのことを思い出していろんなことを考えている
方が、健全な気がしたのです。そう、おばけがたとえパパだったと
しても、のんきにぽわんとしていてほしい。