くしカツさんちがまんいんって、一体どういうこと?という単純な疑問から、絵本を手にとったが最後、あまりのインパクト&おもしろさ、そして心温まるお話に、夢中になって読みいってしまいました!
くしカツさんちとは、くしカツさんのくしのこと。
くしカツさんのくしには、自分の串から離れてしまった、きりたんぽ、やきとりのねぎ、みたらしだんごが刺さっています。そのせいで、くしカツさんは、横向きにささった状態。
なんて、おひとよしなくしカツさん!でも、横向きのままでは困るので、みんなの串を探して歩きます。途中で、串にとってかわりそうなものに出合いますが、もっともな理由で断り、本来の串を探します。
くしカツさんちにお邪魔している食べ物達の、自分の串から離れてしまった理由はいかにも!と、納得させられてしまう説得力に思わず笑ってしまい・・・、はたまた、一緒に一つの串にいると、お互いの嫌なところもみえて、思わず愚痴ってしまう場面の、あまりの人間味あふれたやりとりに、またまた笑ってしまい・・・、最初から最後まで笑いの要素が満載です。
このメンバーがいっしょくたに刺さった串って、味覚的にはそそられないけど、読み終える頃には、出合ってみたくなるくらい惹かれてしまいました!