世界の国からいただきます!(徳間書店)
世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
ふしぎな はこ(評論社)
箱のなかにはいっているのは?!
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あらゆる世代の女性に読んでほしい本に思いました。 ページ数もあるので、お子さんなら小学校高学年くらいからの方がいいかもですね。 我が家も子供が娘、その上、娘のひいお祖母ちゃん(私の祖母)は若くして幼な子を残し他界しているので、どこかこの物語に共感できる部分もありました。 命のつながり、今ある命を大切に生きていこう、そう思える1冊に思いました。
投稿日:2020/09/10
ずいぶん前に図書館で借りて読んだけれど もう一度、読みたくなったので購入しました。 お話のカギになっているのは、若くして亡くなった、祖母のお母さんが やってくること。 もちろん、生きているわけではないのだけど 小さかった娘が心配でずっと見守っていたのです。 ひいおばあちゃん、おばあちゃん、お母さんと娘 4世代の女性の想いが、つづられています。 テーマは重いのですが、会話はコミカルで、軽やかに流れて行きます。 最後に4人は思い出の農場にドライブします。 容赦ない運命と、つながってゆく女たちの歴史を感じます。 初めて読んだ時、挿絵が良いなと思ったのですが、 今見ても、どの絵もとてもかわいくて好きです。
投稿日:2018/08/05
「おかあさんの顔」がとっても素敵な作品だったので、こちらも借りてきました。 こちらは、絵本ではなくしっかりとした読み物(293p)です。 読み始め、5・6年生向けかなと思って読みましたが、途中からしっかりのめり込み、一気に読んでしまいました。 この作品は、中・高生にも大人の特に女性に読んで欲しいと思いました。 主人公は、12歳のメアリー。 親友が引っ越して行ってしまったばかりで、悲しみと淋しさにくれつつ、下校時老いたトチノキが並ぶ坂道で、昔の人みたいな恰好をしている女の人(タンジー)に声をかけられます。 今、メアリーの祖母エマーが入院していることを知っていて、「あなたのおばあちゃんに、だいじょうぶよってつたえてくれるかしら?」って頼まれます。 この出会いをメアリーは母スカーレットに話します。 スカーレットもタンジーと会い、タンジーが母エマーの早逝した母(メアリーの曾祖母)だと気づきます。 タンジー・エマー・スカーレット・メアリーと女4世代が、数日間同じ時間を共有するのです。 25歳のままの幽霊のタンジー。 3歳前に母を失い、今天に召されそうな老婆となったエマー。 タンジーにそっくりなスカーレット。 エマー似の主人公メアリー。 お話の間に、タンジーとエマーの人生を、回想のような形でおりこみ、終盤、4人で、タンジーが結婚しエマーが生まれたウェクスフォードへの夜のドライブへ・・・・・・。 タンジーとエマーが初めて顔を合わせるシーンは泣けました。 そして、奇妙な4人の夜のドライブでの車中の会話。 何とも言えない深く温かい絆・同じ血をつなぐ女性たちの連帯感が、読んでいて惹かれました。 結末は、読む方にゆだねて、それぞれの感想をお持ちになることと思います。 絵本「おかあさんの顔」と通じる命の絆″について、優しく静かなトーンで書かれている作品です。
投稿日:2015/10/24
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