これはイラストが、フエルトの張り絵のようです。
個性的な仕上がりで、良かったですね。
お花が大好きなネコのトラリーヌは、新しい種を買ってきて、毎日大切に育てていました。
ところがやっとつぼみが出てきたところ、次に日に、お花を見るとつぼみが消えていました。
なんと!あおむしさんが食べてしまっていたのです。
ここで、トラリーヌのいいところは、あおむしさんを怒るでなく、庭から追い出すでなく、家に招待して、キレイでとっても美味しそうなお花のごちそうをするんですよ。
そのお花は、トラリーヌのお庭に咲いているたくさんの花の花びらを1枚づつとったものだったんです。
あおむしさんは、それから、1つの花を全部食べてしまうのでなく、いろんな花の花びらを一枚づつ食べるようになって、トラリーヌは無事新しいお花を咲かせることができました。
なかなか奥の深い物語で、押しまくるより、引いてみなといういい教訓になりました。
子供にも、こういう絵本で、自然にこういうことを覚えてほしいな。