とてもかわいらしいタッチィに、この一冊でメロメロになりました。
冬眠中のクマさんにいち早く春を教えてあげたい。そして会いたい。
いろんな人の情報を得て、最後は南の方へお花を捜しに行くわけですが、その一途な思いは、私たちの子供そのもの。
お父さんやお母さんに何かしてあげようと思い立った子供って、こんな風じゃありませんか?
また出会う人がみんな無責任なようでして優しくて、良いですね。あったかい。
そしてちゃんとお礼をするタッチィが、これまたかわいらしくてメロメロ〜。
子供の頃、春だけでなく誰よりも早く迫り来る季節を知りたくてこうして捜したなぁ。
最後は、陽だまりの温もりをちゃんと実感できました。素敵な挿絵でした。
大好きな「おおきなクマさんとちいさなヤマネくんシリーズ」を思い出しました。