数多くあるお兄ちゃん、お姉ちゃん本の中で、これはお兄ちゃん「犬」の話。今までとっても大事にされていたのに、ある日突然「そいつ」がやってきて、もう見向きもされなくなっちゃう。
プーシュキンは飼い主を「ケイトとマイケル」と呼んでいて、いわゆる自分を犬と思っていないタイプかもしれません。だって、そりゃ勘違いするわなというくらい、二人もプーシュキンにベタベタだったのです。それが、突然来たつつみのなかのあかんぼうにとってかわってしまって。実は、うちと全く同じケース。よく、犬があかんぼうにやきもちをやいて噛んでしまったりということもあるらしいですが、うちの犬はとてもけなげ。長いしっぽをひっぱられても、我慢できるうちはガマンガマン。度を越してきたら静かにひきあげる。でも、いまだに子供よりは自分が上と思っているみたい。歯向かいはしないけど、命令は聞きません(^_^;)その点、プーシュキンと同じ立場なのかもしれません。自分の芸を見て笑う赤ん坊を「やっと好きになれそうな気がするよ」と打ち明けています。でも、まだまだ小競り合いは続くんだろうな・・・
ヒーターの前の暖かい場所を奪い合って、犬を蹴ったりするうちの子に、「プーシュキンもビッケ(犬の名前)と同じだねえ。ビッケの方がお兄ちゃんなのに、いつもお留守番ばっかりで、がまんしてるよね。えらいよね。」と言ったら、「だって、ビッケは消防車のおもちゃ噛んだんだよ!」と、あくまで同レベルの戦いを挑もうとしていて、こっちも小競り合いは続きそう。今はまだ熾烈な日々に精一杯で、相手に譲ってあげるほど人間出来ていないらしいです(〜_〜;)
プーシュキンは赤いチョッキを着ていて、羊みたいな風貌のがんばりやアニキです。本を読んでいて、子供が生まれる前、お誕生日に紙のかんむりを作ってあげたりしたのに、今はちょっと大事にしてあげてないなあ、と、こっちが反省してしまったのでした。