風の音やふくろうの鳴き声、水の音・・・。寝付けない夜には、いつもは聴こえない音が、やたらと大きく響いたりするもの。
どうしても眠れないちびねずくんが、おおねずくんを何度も起こして「ねぇ、いっしょにねてもいい?」と言うたびに、こどもたちはにっこりします。
「じぶんのベッドでねるのがいちばんいいんだよ」と言われても、やっぱり、ひとりじゃ心細い。
だって、いっしょのほうが、絶対にあったかいんだもん。こどもたちはそれを、よ〜くわかっているので、やっぱりこの本を読み終わると、「いっしょにねてもいい?」と言い、私はおおねずくんのように、「おいで」と言うしかないのです。
やっぱり、ちびねずくんたちみたいに、目覚し時計の音も聞こえないくらいに、ぐっすりと眠ってしまうのですけどね。