誰でも知っている日本の昔話が読みたくて、手に取りました。
じいさんが六地蔵さまに売れなかった笠を被せるシーンは、
何度読んでも「素敵な心を持ったおじいさんだな」って思います。
六地蔵さまがお礼に持ってきた俵、どれほど助かったことでしょう。
冷静に考えると、お地蔵さまが歩いてくる姿を見たら絶対驚くはず
なのですが、じいさん、ばあさんが全く驚いていないところが、
昔話の良さでもあり、おもしろさでもありますね(笑)
教訓としては、「良い行いをする者は救われる」ということでしょうか。
全く見返りを求めずに正しい行いをしたところに深い意味があるんでしょうね。
同じお話でも絵本によっては、「かさこじぞう」というタイトルだったり、
お地蔵さまに笠を被せる時、最後の1体に被せたものは、じいさんの
手拭いだったりするようです。
同じお話でも、何冊か読み比べてみるとまた楽しいかも知れません。