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おひさまのたまご」 みんなの声

おひさまのたまご 作・絵:エルサ・ベスコフ
訳:石井 登志子
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2001年
ISBN:9784198613297
評価スコア 4.72
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みんなの声 総数 28
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28件見つかりました

  • ダンスの好きな妖精

    べスコフの絵本の中でも、特に、娘が気に入っている作品です。ダンスが大好きで、妖精にあこがれている、とあれば、「ダンスのすきな ようせい」が主人公のお話に夢中にならないはずがありませんね! 1ページ目から、すでにようせいになりきって、「ようこそ おひさまのダンス」、「くるくる まいおちる おちばのダンス」、「はらはら ふりつもる ゆきのダンス」を、順々に踊ってみせてくれます。(その間、絵本の前でひたすら待つ母!)

     ようせいが「おひさまのたまご」を見つけると、すかさず「違うよ〜!No way!」と、子どもらしい訂正を入れていましたが、いつのまにか森の仲間たちに加わったように、わくわく、どきどき。りすが「たまごのから」をかじってしまったり、やんちゃなコッテが思いっきり「フットボール」みたいにけとばしてしまったり・・・。 でも、渡り鳥のズアオアトリに、「おひさまと なかよしの くだもの」と教えてもらい、みんなでオレンジに草の茎を差し込んで「チューチュー、ゴクゴク。」と飲む姿に、娘もにこにこ。
     そこへ、「いやしんぼのカラス」が飛んできて、オレンジを一口で飲み込んでしまったから、さあ大変。のどにしっぷをしたカラスが、その後どうなっちゃったのか、やっぱり欲をかくとこんなことになっちゃうのか、とカラスを哀れみながらも、泣いているようせいをコッテと同じ表情で心配していました。

     そして、「おひさまのくに」は、まさに地上の楽園! 100年以上も前、まだテレビもなく、海外旅行だって自由にはできなかった時代に、北欧で生まれ育ったべスコフにとって、オレンジがたわわに実る南の国は、それこそ想像の中の世界だったのでしょうね。光あふれる色鮮やかな絵を見ながら、べスコフの生きた時代に思いをはせています。
     娘も、「このページが1番好き!」と言い、「きれ〜い!きれ〜い!」と、ため息混じりで感動に浸っています。「Jもこの絵描いてみたい!」と言って、読み終わったあとも、飽きずに見つめていましたが、翌朝1番で、娘がノートに描いたその絵を見て、「ああ、本当にあのきらきらと輝く色彩が、心の中に焼きついているんだなあ」と、今度は私のほうがすっかり感動してしまいました。
     
     べスコフの絵本には、お話の終わり方がすばらしいな、と思うものがたくさんありますが、この作品もその1つです。「ラッセのにわ」の男の子と結びつけて、そこからまたさらにお話の情景を広げていくのを楽しみました。

    投稿日:2009/06/17

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  • これは 妖精がもうのんじゃったの?

    • みぽみぽさん
    • 30代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 女の子13歳、女の子9歳、女の子4歳

    表紙の絵にまず母が惹かれて手に取りました。
    北欧のお話。そしてとても丁寧で細やかでキレイな絵、とっても魅力的な登場人物たち・・・。
    読み進めていくうちに、娘もどんどん引き込まれていきました。

    「おひさまのたまご」
    この言葉をきいただけで 心の中がおひさまでぽかぽかになってくるような気がします。

    渡り鳥が「おひさまのたまご」が実は、「オレンジといって おひさまとなかよしのくだものだ」と教えてくれるのですが、おかげで我が家の娘は、ますます柑橘類系くだものが大好きになりました。

    そして・・・
    「お母さん、ちゃんと妖精がくさのくきのストローで飲んじゃっていないか確かめて買ってきてよ〜。」
    なんて会話が笑顔と一緒に我が家の食卓で登場するきっかけとなった絵本なんです。

    投稿日:2008/11/04

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  • おひさまのたまごの正体が素敵

    • バオバブさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子10歳、男の子7歳、女の子5歳、女の子1歳

    この絵本にもほのぼのとしたあたたかさ、読後になんとなく心がぽかぽかするベスコフの作品に通じる感じよさがありました。
    「もしいつかみなさんがオレンジをたべようとしたとき、かすかすしたのにあたっても、がっかりしないでくださいね。だって、それはようせいがジュースをちょっとしっけいした、というだけなんです。」
    この文にミカン好きの娘は大喜びでした。今までと違い、皮をむくのが少しゆっくりになり、妖精を想像しているようで、楽しいおしゃべりをしながら食べるようになりました。
    普段は全く気にもとめないような日常の中にあるものをいつもと違った感覚で楽しめるようになったすてきな本との出会いでした。

    投稿日:2008/10/15

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  • 乙女心をくすぐる絵本

    • ねがいさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子7歳、男の子2歳

    この表紙!
    母である私の乙女心(?)もくすぐってくれます。そう、私も小学校低学年の時は、
    妖精だ、コロボックルだ、精霊だと調べてまわる程、ファンタジーの世界が大好きでした。

    「おひさまのたまご」はベスコフの絵本の中でも、特に好きです。
    妖精の透明なイメージを壊すことなく、周りのリアルさはそのままに描いてあり、
    途中のユーモラスな「わらいがえる」の存在もいい味を出してます。

    そして何よりも「おひさまのたまご」、このタイトルが「どんなお話?」と気分を盛り上げてくれて、
    最高です!!

    投稿日:2008/03/14

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  • 妖精が飲んだオレンジ

    「おひさま」も「たまご」もそれぞれは絵本のタイトルによくあるような気がするのですが「おひさまのたまご」となると、なんだろう、と興味がでてきます。

    妖精がでてくると、動物だけのお話とはまたちがった雰囲気があるなと思いました。動物の大きく見えるのが、不思議な感覚です。
    かわいい妖精にまつぼっくりを投げつけて意地悪をするコッテがほほえましいです。わらいがえるのレストランの「おきゃくさまどうしのたべあいはしんじられています」という注意書きには笑ってしまいました。

    柑橘類のくだものの果肉がぱさぱさしていると、私は「はずれたなー」とがっかりします。この絵本で「妖精が飲んだ」とわかっても、食い意地のはっている私はがっかりしそうです

    投稿日:2007/10/29

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  • 正統派ファンタジー

    無謀にも2歳前の娘に読んであげようとしたら、表紙を見たとたん「みかん〜」。
    「・・・あ、ホントだ!」と、娘にたまごの正体を教えてもらった情けない私でした。

    というエピソードはさておき(笑)、ベスコフらしいファンタジーあふれる素敵なお話でした。
    ところどころ、くすっっと笑えるところがまたいいです。
    妖精や小人が大好きだった子どもの頃の気持ちに戻れます。

    ベスコフの物語は何冊か読んでますが、ベスコフベスト3にはいるくらい、この絵本大好きです!!

    投稿日:2007/05/17

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  • ベスコフの作品の良さが全面にでている絵本の1つではないかと思います♪
    ベスコフの作品って、妖精とか小人とか、ちょっとファンタジーな世界が広がっています。
    子供のときに、私が大好きだった世界だわ^^;
    なんて、子供に読みながらも自分が結構楽しんでいます♪
    そして何よりも古いはずなのに、古さを感じない。

    題名だけでもワクワクのこのお話。
    息子も題名に惹かれていたようです。
    そして読み出してみて、『おひさまのたまご』の正体にびっくり^^;
    息子的にその展開がすごい面白かったようです♪

    投稿日:2007/04/20

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  • かわいい妖精のおはなし。

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子6歳

    北欧生まれの妖精のおはなし。
    その可愛らしい妖精が、森に落ちていた大きなだいだい色のまるいものを、
    おひさまのたまごと思ったことから、森の中が大騒ぎに。

    魅力的な妖精の女の子に、やんちゃな男の子コッテ、
    そして森を守っている小人のねっこじいちゃん。
    個性的な登場人物に優しい動物達。
    みんなイキイキと描かれていて、不思議な物語に引き込まれていきます。

    ラストのオチも、親子でクスッと笑わせてくれました。
    娘が4歳のころにも一度読んであげましたが、
    その時はまだよくわからなかったようです。
    でも、今回は自分から選んできただけあって、
    少々長いお話でもしっかり内容についてきていました。

    「おひさまのたまご」って聞いただけでも、
    (どんな話だろう?)とワクワクしますよね。

    投稿日:2007/03/31

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  • 少女漫画的フェアリーテイル

    春を迎える森の話です。
    ベスコフの偉大さも知らずちょこちょこ借りてはいたのですが、これでオチました。買います。
    ベスコフ絵本には、母親を感じますね。絵本の中に作者を感じます。
    これも母親が聞かせてくれるお話といった印象で、作り話なんだけど、昔お母さんが子供の頃に出会ったお話かななんて想像できて、質の良い物語を母のそばで聞いている安心感があります。

    さてこのたまごの正体ですが、私は種明かしがあるまで気付きませんでした。そこでわいた小さな疑問も、ちゃんとラストで解明されていて、くすっ。
    読後すぐ「(たまごの正体を)買ってーっ、ストローさして汁を吸いたいのー」と娘が暴れておりました。
    こういう憧れ、自分の子供の頃を思い出すなぁ。
    物語絵本を読むようになったら、西欧の子が聞くようなフェアリーテイルをひとつ、大和国の子供にもいかがですか。

    投稿日:2007/03/22

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  • だいだいいろのまるいもの

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子13歳、男の子11歳

    北欧の妖精のおはなし。
    表紙から「おひさまのたまご?」と惹きつける絵ですね。
    妖精が何ともかわいくて、まさしくダンスの好きな女の子です。
    やんちゃな男の子コッテやねっこじいちゃんなどの個性的な登場人物が
    お話を盛り上げます。
    さて、おひさまのたまご。
    お話は意外な方向へ進みますが、
    最初は謎解きのようなスリルが味わえますね。
    このたまご、だいだいいろなのがミソ。
    訳出の妙ですね。
    春を待つ時期にぴったりのお話ですね。

    投稿日:2007/03/04

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