せんそうはきらいです。
塚本やすしさんのお母さんの実話です
昭和20年3月10日 東京大空襲のこと
わたしのなまえは ちえこ 6歳です 6人兄妹 お父さんは洋品店をしていて お兄さん達はお父さんの手伝いをしていました
お母さんは 6人の子どもとおじいさんおばあさんの生活を支えていたのです。
おとうさんが戦争に行くことになりました
ますます戦争が激しくなり みんなは田舎に疎開しました。
お母さんとちえこ おじいさんおばあさんは残りました。 3月10日の夜 アメリカのB29爆弾が無数に東京に落とされたのです
東京の町は火の海となりました(おじいさんおばあさんも爆弾で死んでしまいました)
火の海の中 おかあさんとちえこは逃げましたが・・・・ちえこに焼夷弾がおとされました。 お母さんはちえこの上に覆い被さって守ってくれたのです
母親の必死の姿 (ちえこはお母さんが作ってくれた人形を大切に持っていました)
お母さんは自分の命に代えても我が子を守ったのですね
真っ黒焦げになったお母さんを見たちえこ 熱い真っ黒焦げのお母さんに抱きつき 大声で泣きつずけました
どんなに 悲しかったことでしょう
この本を読んで 涙がでて仕方ありませんでした
この話は実話です 塚本さんは お母さんから戦争の話を聞いてこの絵本を作られました
二度とこんな悲しい戦争は起こしてはなりません
塚本さんの強い気持ちがこの絵本から感じられます
私は戦争が終わってから生まれましたが このお話を今の子ども達にも読んであげて戦争のこわさ 二度と戦争を起こしてはならないことを言い伝えます!
それが 私に与えられた役目のように思っています