息子を妊娠した時から、歌っていた曲がドングリコロコロの歌でした。
そのせいか?、新生児の頃に息子が泣いた時には、この歌を歌うとぴたりと泣き止みました。そして1歳4ヵ月頃に初めて息子が突然に鼻歌らしきものを口ずさんだのがこの曲でした。1歳11ヶ月の今では半分くらいの歌詞を歌えるようになりました。
1歳7ヶ月の頃、日本一時帰国の時にふと本屋さんで目にして購入しました。
優しい絵のタッチにひかれ、「そういえばドングリの行く末はどうだったっけ?」と気になり内容はそれほど読まずに即買いしました。
実は作者が歌の続きを描いた絵本だと気がついたのは、息子に「これ読んで〜!」とせがまれるようになってからでした。
海外在住ですので、日本の童謡を身近なものとして生活の中に多く取り入れるには、家庭でのより多くの努力が必要になります。
我が家ではこの絵本はおおいにその手助けとなっています。
ドングリが喜んでいる顔、泣いている顔を息子が指さして「うれしい!」「ないているよ」などと言いながら、ページごとにドングリをよく観察して感情移入までしながらドングリの行く先を追って読んでいます。
腹ペコの狸に食べられたドングリがうんちと一緒にでてきたページを読んで、食べる→排泄するという事を理解したようです。
カエルがドングリを背中におんぶしている場面はなぜか大笑いします。
息子の好きな公園に行くと大きなドングリの樹があります。
まるで絵本の最後のページの様に、おおきな樹の下には家族や子供達でにぎわっいて、息子はドングリを喜んで拾っていました。
家に帰宅してから絵本の最後のページを見ながら、「きょう ドングリ おおきい き あった」と嬉しそうにお話ししてくれました。
大好きなドングリの歌を絵本で読む事ができて、そのストリーが実際に自分の1日の出来事とリンクしているのも、息子にとってはとても嬉しいようで、
本当に大のお気に入りの1冊です。
毎日何度も読んでとせがまれますが、歌いながら私も一緒に楽しんで読んでいます。 家庭でも親子で童謡と絵本を一緒に楽しめる素敵な絵本ですね。