スティーブ・ジェンキンズさんの本をずっと読んでみたくて、
「ちょっと早いかもしれないけれど」と2歳7か月の息子に図書館で借りました。
ほ乳類、は虫類〜昆虫まで、さまざまな生物の「実物大」のとても美しい切り絵です。
全体像を描いているところもありますし、ある特徴的な身体の一部分(目、歯、舌など)を描いているところもあります。
そして、最後に解説がついています(こちらは出版当時の最新の情報もついています)。
彼の大好きな車の本も一緒に数冊借りていたのですが、
この本のゴリラとピグミーネズミキツネザルの表紙にショックを受けたようで、
それらを押しのけ、
「コレなんだ、なんだ、はやく読んで!!」と大騒ぎをしていました。
そして読んでいる間中、夢中。
普通の動物本にはさほど興味を示さないのに。
この本の生物の切り取り方が、特徴を捉えていてとてもうまいんですよね。
大きなものと小さなものの対比があったりして。
セレクトした生物も、よく考えられています。
そして、やっぱり「実物大」というのは、かなりのインパクトを持ちます。
百聞は一見に如かず、です。
ひとつの生物につき、身長、体重が記載されていますが、それがなくてもこの絵だけで2歳児でも何となく感覚的にその大きさがわかるのでしょう。
小さい子でも読めると思います。
大人が読んでもワクワクします。
世界一からだが長い昆虫のオオナナフジには、私もかなりびっくりしました、
こんな大きいのかと。
オススメの1冊です。