『ブルンミとアンニパンニ』の続き、シリーズの2作目です。『ブルンミとアンニパンニ』では二人が出会い、いちごをたくさん摘んだところで話が終わりますが、この絵本は、二人がイチゴ摘みから帰ってくるところから始まります。
出会ったばかりなのに、アンニパンニの家に帰るの?と大人の私は疑問に思ってしまいましたが、大きな問題ではありません。今回はこねこが登場します。二人の前にお腹をすかせたこねこが現れ、家に連れて帰り、牛乳を飲ませ、お風呂に入り、寝る前の読書も一緒にします。でも二人が寝ようとすると、こねこが見つからず、あとでアンニパンニが鳴き声を頼りに本の下から見つけて、安心して眠るというストーリー展開です。
『ブルンミとアンニパンニ』と同様、小さな子供にもわかりやすい話です。こねこがお腹をすかせて泣く、一緒にご飯を食べる(のいちご、パン、牛乳)、一緒にお風呂に入る、一緒に本を読む、一緒に寝る・・・安心して読めます。
息子は、こねこがいちごが嫌いなところ、お風呂でこねこが水なしで体を洗うところ、本の下から見つかるところが大好きです。親しみやすいハプニングのようです。
ところでこのこねこ、シリーズの次の絵本には当然のように顔を出していますから、家族になったようですね。