体の色が近づいたモノの色に変わるカメレオン。
それだけでも十分なのに、
動物園でいろんな動物を見てしまったカメレオンは、
動物たちのいろんなことが、羨ましくなります。
白熊みたいに大きかったら・・・
フラミンゴみたいに、かっこよかったら・・・
あざらしみたいに人気者だったら・・・
その度に、体も大きくなり、
フラミンゴみたいな足、
アザラシのような手足が生えます。
次から次にニョキニョキと生えてくるいろんな動物たちのパーツ。
とっても変な体になってしまったカメレオンに、2歳の娘も、
「なにーこれー」とちょっと呆れた様子でした。
カメレオンは、カメレオンのままで、いいのにね。
カメレオンはカメレオン。
他の動物を真似しても、しょうがないよ。
何かと他の人と比較して一喜一憂する私への
メッセージのように感じました。
自分らしく、が一番。
自分に対してだけでなく、
子供に対してもそう接してあげられる親になりたいと
思わされた一冊でした。