「そろそろ、おやすみの じかん。
おふとん かけて ほしいこ、だあれ?」
という書き出しで始まります。
最初に登場するのは、ぶたさん。
次のページを捲ると、それが毛布になっているという仕掛け絵本です。
ページ自体が毛布になっているというアイデアは、◎。
しかも、その毛布の柄が派手派手なのも良いです。
物語は、その繰り返し。
登場するのも、はりねずみとか、くじゃくとかちょっと日本の絵本ではあまり思いつかない生き物が描かれているのも、良い感じです。
しかなんか、日本でお馴染みの角のしかでなく、アメリカのアニメで良く見る特徴のある角のヘラジカが登場するのですが、海外作品ならではの楽しみでしょう。
最後は、聞き手のお子さんに毛布をかけるという、おやすみの絵本という設定です。
仕掛け絵本というには、シンプル過ぎるきらいがありますが、アイデアの勝利と言ったところ。
この繰り返しは、おそらくたまらないはずです。
シンプルながら、鮮やかな絵とのマッチングも良い、おやすみ前にオススメの絵本です。