お互いに好きなのに、なかなか素直になれないリチャードとジャネット。
本当は仲直りしたいのに、つい意地を張ってしまって…。
2人の淡い恋心が、手紙の中にぎゅっと詰まっていて、読んでいるこちらまでドキドキ。
こんな時代もあったなぁ…と、昔を振り返り、懐かしい気持ちにもなります。
手紙のやり取りを続けるうちに、徐々に縮まっていく2人の距離。
最後のリチャードからの一言には思わず胸がキュンとしてしまいます。
キュートなお話にぴったりの、はたこうしろうさんのお洒落で可愛らしい絵がまた魅力的。
娘もこの絵に魅せられて、読んで!と持ってきたのですが、まだまだお話の内容は難しかった様子。
彼女が思春期に差し掛かった頃に、もう一度読んであげたいなぁ。
どんな反応を見せてくれるかが楽しみです。