3歳11ヶ月の息子に読んでやりました。いろいろなことができるおばあちゃんが沢山登場します。でも、自分のおばあちゃんはそれらができない。なんだか、読んでいるともうなくなってしまったのではないかと思われてなりませんが、そうではなく病院に入院していて、体が自由に動かないみたい。いろいろなことができるおばあちゃんにあこがれながらも、やっぱり自分のおばあちゃんが一番、というとても心温まるお話です。
先日まで、おばあちゃんと一緒に生活する機会がありましたが、絵本にでてくるようなおばあちゃんとは異なりますね、今の時代は。もっと若々しいというか、おとなしくしていないというか・・・。ママよりちょっとだけ年上という感じで、よぼよぼさがない分、息子は絵本に登場するおばあちゃんと自分のおばあちゃんがむすびつかないみたい。おばあちゃんのイメージというのもだんだん時代と共に変わっていくものなんですよね。いわさきちひろのようなタッチのイラストなので、なんだか溶けていきそうな感じを受けます。余計に、なくなってしまったおばあちゃんを思い出しているのかと思わせるので、ちょっと胸がつまりそうにもなりますね。おばあちゃんが大好きなお子さんに読んであげるといいと思いますよ。