3歳11ヶ月の息子に読んでやりました。食べ物の絵本に目がない息子。この絵本にも飛びつきました。言葉巧みに女の子からパンを取ってしまったキツネくん。でも、そのパンは硬くてなかなか口にすることができません。森の仲間に助けてもらい、また女の子にジャムをもらい最後にはみんなでおいしいパンを食べることができます。
でも、私個人的には、あまりこのパンに惹かれませんでしたね。というのは、硬いからとぬらしたり、ふんづけたりと当初の何倍もの大きさのパンに伸びているのですが、どう考えても伸びきってしまったパンがおいしそうに見えないのです。それに無理やりジャムをつけても・・・。まあ、ストーリー上それでもいいか?と思いながら読んでいましたが、息子の反応もイマイチ。もともととても小さなパンなので、それをみんなで分けるには無理があると思いますが。言葉巧みにだますようにして女の子からかっさらってしまうキツネもちょっと・・・。あまり深入りしないで読み流すには適当な本だと思います。