子供のころに読んだとても懐かしいシリーズの本です。
「てがみ」というお話を読み聞かせていて、幼い頃の
ピュアな友だち関係を思い出しました。
がまくんは来る日も来る日もポストの前で手紙を待っています。
一度も貰ったことのない手紙を。
そして僕にはだれも手紙を書いてくれないんだと言って
悲しみます。
かえるくんは一緒に悲しい気持ちになってポストの前に
すわります。そしてちょっと粋な計らいをするのです。
子供の頃って、純粋に人の気持ちに共感できましたよね。
そして、シンプルに「何かしてあげたい」という
気持ちが沸き起こっていた気がします。
大人になってすっかり忘れてしまいましたが(笑)
人間、打算だけではさもしいですよね。
思い出させてくれました。
やがて、かえるくんの書いた手紙をかたつむりくんが
とどけてくれるのを、二人とも幸せな気持ちで待ち続けます。
娘も読んでいるのを聞きながら、
照れくさいような嬉しそうな顔をしています。
とてもハートウォーミングなお話です。