何かで紹介されていたので図書館で借りて読んでみました。
本を手にしたとき、表紙の絵が素敵!と読む前からわくわく。
そのわくわくは読み終わるまで裏切られませんでしたよ。
ありきたりな日常と、非現実な水底のカッパの世界がうまくつながっていて、大人もひきこまれます。
物語と絵がぴったり合っていて素晴らしいの一言です。
七色のあぶく(シャボン玉)が出る魚の形の水笛なんて、子供は欲しくてたまらないでしょうね。絵本の中にしか存在し得ない不思議な玩具や食べ物が想像力をかきたてます。
わくわく、ドキドキ、ハラハラ
温かさ、悲しみ、爽快感、安堵感
一冊であらゆる感情が沸き起こり、冒険をしたかのような爽やかな後味が残ります。
「めっきらもっきら〜」は少し怖かった息子ですが、こちらは読む前に少しカッパを怖がっていたものの、一度読んでしまえば気に入ったようで、自分で開いて絵を眺め、世界に入っています。
毎年夏に読みたくなるような、完成度の高い作品です。
手元に置いておきたいなー。
3歳〜となっていますが、4歳〜ちょうど良さそうです。さらに大人まで楽しめますよ!