「やまをこえる てつどう」 ４歳のお子さんに読んだ みんなの声

電車の絵本というだけでとびつく息子ですが、この絵本は山を越える列車ということで、スイッチバックやループ線などのめずらしい走り方が紹介されているので、勉強にもなるなぁ・・と思い、選びました。

山のなかの駅についた列車が早速スイッチバックをしながら走りだすのですが、列車が走る線路上に矢印もついていて、わかりやすく説明されています。
それでも息子はまだあまり理解できていないようでしたが、最後のほうのページに全体図があり、列車が走ったところがわかるようになっているので、ここを走って・・と指でなぞりながら見ていました。

今は列車がいろんなところを走っているということを楽しんで見ていますが、説明が理解できるようになった頃には、さらに楽しめるのではないかと思います。

どうやら鉄道好きのお父さんと息子、二人旅の様子。
赤いトラックのような音がする電車に山の麓から乗り出発。
山の中を走る列車の秘密！？がここかしこに登場する本当にある仕掛け。都内を走る電車では考えられない工夫がたくさんの山を走る列車にビックリするやら、感心するやらの絵本です。へぇー、ほぉーと思いながら親子で読みました。ちょっと鉄道マニアになった気になって、ループせん、スイッチバックなんて言葉を親子で覚えました。最後に大きな空から見たような地図が広がり、今までの”お話の復習”をしながら、”スイッチバック読み”も楽しみました。

お話・・というか、この鉄道のしくみを完全に理解しようとしたら４歳には難しいと思います。「かがくのとも年長版」です。山をのぼり、おりて隣町へいく鉄道の様子が鮮明に描かれています。スイッチバックの説明、大回りしてのぼる様子、頂上付近からの景色など、実際に行ってみたい、経験させてあげたい、と思うシーンばかり。そのページごとに説明を加えながら読みすすめました。
最後にはそのコースの全体がわかりやすく地図のようになっていて、子供は大喜び。ストーリーのある絵本も好きですが男の子のせいか年齢とともにこうしたかがく（とまではいかなくても）系、ものの仕組みなどの本に興味があるようでなかなか見応えありました。