「恐竜の大陸」シリーズ、第三弾。
いまから7000万年前のアメリカ大陸。
気候変動によって大地は渇き、恐竜たちは緑溢れる南の地へ向かいます。
ビッグホーン率いるトリケラトプス達もまた、南の新天地を求めて旅を続けていましたが、行く先々で餌となる植物が食べ尽くされていました。セントロサウルスの巨大な群れが通ったためでした。
ビッグホーンは、なんとかセントロサウルスの群れを追い越しますが、その先に待ち受けているのは巨大ワニ(デイノスクス)の生息する川。
大型恐竜の巨大な群れの恐ろしさ、巨大ワニとの戦い・・・小さなリトルホーンも、生き残るためには自分の力でピンチを切り抜けなくてはなりません。
今回は、かなりシビアな物語です。
リトルホーンが川を渡るシーンでは、「がんばれ〜!がんばれ〜!」と声を出して応援する子どももいました。
そして、ワニ。
恐竜の時代に、恐竜ではない巨大爬虫類がいた、という事実は、子ども達にとって新鮮な驚きだったようで、知識を深める楽しさを教えてくれる一冊でもあるな、と思いました。
*出てくる恐竜、爬虫類
トリケラトプス
セントロサウルス
デイノスクス
ダスプレトサウルス