少し前に、日系のスーパーで買った人形焼に描かれていた七福神を食べて以来(!)、「これは何の神様?」と、七福神に興味を持ち始めた娘のために、図書館で見つけた本です。人形焼の絵を見たときには、布袋様や恵比寿様くらいしか即座に答えられなかったのですが、この本の見返しには、それぞれの神様の大きな絵と丁寧な解説がかかれているので、教えるほうとしても大いに助かり、勉強にもなりました。
アメリカで生まれ育った娘には、お正月の様々な風習や行事の由来など、知らないことばかりで、最初は少し内容を理解するのに難しかったかな?という印象を受けましが、お話の構成がおもしろく、繰り返し読むうちに、どんどん楽しさも増していったように思います。特に、初詣に出かけたけんとくんが、振袖姿のさやちゃんに、ちょっと恥ずかしそうに新年のあいさつをする場面がおもしろかったようです。他にも、おせち料理のそれぞれのおめでたい意味を学びながら、「ごぼうは、どれ?」と探したり、凧屋の店頭につる下げられたやっこだこをみて、「この凧がほしい!」と叫んだりしていました。それから、大黒様を指して、「この神様は、お料理をする人なの?」と聞く娘。そういわれてみれば、帽子の形がちょっとコックさんに似ています!