「ピーターのてがみ」 ４歳のお子さんに読んだ みんなの声

息子が女の子にお手紙を書いていたらどうしましょう。

このお母さんのように、必要なことだけで
余計なことを聞いたり、ニヤニヤしたりしないように
しないと、と思いました。

男の子って、案外繊細だし、
一生懸命な気持ちを傷つけないようにしたいと、
ピーターの姿を見ながら、痛感しました。

ピーターは誕生会にエイミーを呼びたいと思い、招待状を書きます。
手紙を書きなれていないのも含めて微笑ましい。
うちの子は年中さん。まだまだ男女がいっしょで照れるとかそういった感は全くありません。ピーターが『ぼくのたんじょうかいにおんなのこがきてると、おとこのこたちはどういうかなあ？』と考えるところはまだピンとこなかったかも。
ろうそくを数えるとピーターは七歳になったところ。うんうんそのころはまさに男女をちょっと意識し始めるときなんだろうなー。
４歳でも楽しめましたが、そこらへんの男女が云々は小学生になってからのほうが共感できそうです。

４歳次女に読みました。「ピーターのいす」のすぐ後に読んだので、「さっき出てきた男の子や」とすぐにわかっていました。

このピーターは「ピーターのいす」のころより、ちょっと大きくなった感じです。女の子のお友達にお手紙を書いて、風に飛ばされた手紙を追ってるうちにその女の子に出会うのですが、女の子に取られまいとするピーター。きっと好きなんだろうなーと。

最後の誕生日パーティのところはほっとしました。

表紙の絵が暗いので息子は最初読みたがりませんでしたが
読んでみると気に入ったようです。
好きな子へ手紙を出すときの緊張感。
日時を書き忘れたり切手を忘れたり
雨なのにカッパを忘れたり
そういう細かい部分も描かれてあって
キーツという作者のすごさをかんじました。
無駄な文なんてありません。
どれも子どもの心情をよく描いてあります。
最後の照れている顔がまたいいです。