一年前にも、『十二支のはじまり』というタイトルの絵本をいろいろ読みました。
この絵本は方言で書かれているので、とても面白いです。
うしは『のっそら のっそら、のっそら のっそら』歩き始め、
とらは 『びーびー ぶんぶん』走りに走って、
うさぎは 『ぴょんつら ぴょんつら、ぴょんつら ぴょんつら』駈け出した。
言葉にリズムがあって楽しいです。
又この絵本には、今まで読んだことのある絵本には書かれていなかった、トラが牛のおしりにかぶりつく理由や、へびと龍はもともとは同じへびだったなど、なるほどと思うような動物たちのエピソードも書かれています。
他の動物たちも、機転がきく者、遠慮深い者、のんびりしている者などいろいろいて、自分の干支がどんな風に紹介されているか読んでみたくなります。
てのひらむかしばなしの絵本には、それぞれ結句が書かれているのですが、この絵本はどんな結句かなと最後のページをめくるのも楽しみにしています。