子供の気持ちにハッとした絵本です。
我が家は上の子が4歳、下が2歳。実際、上の子をほったらかしている事が多くまだ4歳なんだけど、『お姉ちゃん』だからしっかりしていて当たり前、って扱いをしてしまいます。
この主人公の男の子も同じで、ママは妹のお世話に追われ、また妹には甘い感じが我が家と似ているって思いました。一番ハッとしたのはママは妹の事は「ロージー」って名前で呼ぶのに、男の子のことは「あんた」。胸が痛くなりました。
そんな男の子が愛されていないと思うのは当然。そして、気を引こう作戦!それは赤ちゃん返りならぬ犬返り?!をします。その犬っぷりは見事です☆
でも、男の子のその抵抗に打ち勝つお父さんのアイデアはすごい!
本物の犬を飼うというもの。犬が欲しい男の子。犬は一匹しか飼えないと言われたから、犬のまねは止めるしかない!!そして、本物の犬と戯れる男の子を見て笑っているパパとママ。そんなパパとママを見て【まだぼくのこと好きでいてくれたんだ】と気付く男の子。その気持ちに気付いたから、もう犬返りは終わり☆そんなお話です。
他の方のレビューとはちょっと違いますが(^^;)私はそんな風に受け取りました。
男の子の淋しい気持ちに気付いた両親。一生懸命我慢していた男の子。どちらにも拍手って気持ちです。
明日から4歳のお姉ちゃんにもう少し優しくしようと思いました。
パパママに読んで欲しい一冊です。