娘の4歳の誕生日にプレゼントとして贈りました。
「シンデレラ」,娘にとって初めてのお姫様絵本です。
数ある「シンデレラ」の絵本の中から,この絵本を選んだのは。
親の私自身が漫画的(アニメ的)な絵を好まなかったのと,4歳の娘にはいじめの場面や痛々しい場面の絵本は避けたかったからです。
安野光雅さんの「シンデレラ」はお話の内容は実に簡易的です。
継母と2人の義理のお姉さん達は,それぞれ「2度目のお母さん」「目覚めの悪い二人のきょうだい,おねぼうさん」と書かれているだけで具体的ないじめのお話などは書かれていません。少々意地悪く書かれていることは,お母さんがお城のぶどう会にシンデレラは連れて行かないということくらいです。
実にシンプルな内容になっています。
そこは賛否両論あるかも知れませんが,我が家は納得して満足しています!
何よりも魅力的なのは,安野さんの絵です。
お姫様絵本としての子供が好きな華やかさは欠けるかも知れませんが,とても味があります!
時間(時計)が所々にモチーフとして描かれていたり,魔法使いのおばあさんも毎ページに描かれていて探し絵遊び的要素もあります。
娘は絵をとても楽しんでいました!
親の私は,お城へ向かう馬車の絵と,最後のページのお城の絵がとても魅力的でした。遠目から見た絵で,想像力をかき立てられるような絵で素敵です!
お話も絵も,親子で安心して楽しめる「シンデレラ」です!!