とっても楽しいナンセンス絵本です。
もともとは学研のおはなしプーカ2009年12月に配本され、その頃から図書館や小学校のお話し会で読み聞かせに使わせていただいていますが、どのお話し会でもものすごく盛り上がります。
ヘンテコはみがきこを使うとその味の顔になってしまうので、びっくり!
同じパターンが3回続くのですが、3回目はちょっと違うので、またびっくり!
どうやったら元に戻るのかとハラハラして、ホッとしたと思ったら、今度は・・・・!お話が終わった後も、裏表紙まで絵で話が続いていきます。
そして読み終わった後は、あちこちのページに隠れてこっそり様子を見ているヘンテコ怪人を探しをすると、より盛り上がります。(お話し会ではこの部分で時間調節ができます。)
さらには、買い物かごの中身がきちんと夕食のメニューとリンクしているので、「カレーを作るときには何を買うんだったっけ?」などと1冊の絵本を通して親子の会話がひろがります。
アナウンサーの名前がだじゃれになっていたり、電柱の広告が「タツ屋コーポレーション」だったり・・・・あちこちにみやにし先生の遊び心があふれています。
「にゃーご」や「おまえうまそうだな」のようなほっこり系の話ではありませんが、とても楽しい面白い本です。