なかむらみつるさんのイラストを見て,そういえば中学の時,なかむらみつるさんの下敷き使ってたな〜というのを思い出し,懐かしい気持ちになりました.息子も絵がカラフルで見ていて楽しかったみたいで,絵だけ見ながらパラパラと本をめくっていました.文章のほうは長くて難しくて,自分で読むのは諦めていましたが.
シキが産んだ4匹の赤ちゃん猫,ハル,ナツ,アキ,そしてフユ.とっても素敵な名前です.それぞれにちがった魅力があり,どれもこれもなくてはならない四季のうちの1つです.
ウンチまみれでフユが生まれてきたときは,笑っていた息子ですが,読んでいくうちにだんだんさみしそう顔になっていきました.
ママと3匹のおねえちゃんのことが大好きなフユ,そしてフユのことが大好きなママとおねえちゃんたち,大好きだからこそ生じてしまったすれ違いが悲しかったです.
いろいろあったけど,最後にはまた5匹そろってハッピーに暮らせることができてよかったです.
今はまだ小さくて,「おかあさん,おかあさん」と言っているうちの息子達ですが成長すると,家族の間でささいなことでケンカしたり,すれ違いが起こったりするかもしれません.そんなときに,この本のことを思い出してもらえたらなって思います.1人として欠けちゃいけない大切な家族の一員なんだよっていうことを.
息子達がもう少し大きくなったら,また読みたいなと思いました.