「ヤマネコ毛布」 ５歳のお子さんに読んだ みんなの声

全ページためしよみで読ませていただきました。
復刊ドットコムでの復刊なのですね。

確かに、とても美しい版画です！
遠目で見ても、細かく詳細を見ても、見ごたえがありますね。
よく見ないと、話は分からないかもしれません。

森を出ていくヤマネコのために、動物たちがそれぞれの思い出を刺繍にして、１枚の毛布に仕上げます。
ヤマネコに贈り物をするなんて嫌だと言っていたシマリスも、最後の別れのときには森の木の葉や木の実がつまった枕を贈りました。
いい思い出も、そうじゃない思い出も、ヤマネコにとっては大切な宝物になったのではないかと思います。
ラストのヤマネコの鳴き声が、切ないような、でも心が温まるような気持ちにさせてくれました。
卒園・卒業シーズンにぴったりのお話でした。

沢山の素敵な思い出たち。中にはやな事もあったし、悲しかった記憶もある。でも、過ごした日々の大切な思い出たち。
みんなの優しさが詰まった最高の毛布。ヤマネコさんはずーっと大事にするでしょうね。
版画も温かみがあり素敵ですがラストの刺繍もとても良かったです。こんなに素敵な贈り物だったんだ、と改めて感じました。

やまねこが旅立つとき、動物たちが毛布に刺繍します。

思い出を少しずつ語りながら。

結構素敵な思い出も、笑える思い出もあります。

最後、いやがっていたシマリスさえも、見送ってプレゼントを渡すので、やまねこがなく気持ちもわかります。素敵でした。

でも5歳にはちょっと長いです

４歳の息子と読みました。

ヤマネコが引っ越すので、動物たちが思い出を刺繍にして、
それを毛布にして渡した…というストーリー。
版画が印象的で美しい。ガッチリとした線、独特な絵と色です。
ヤマネコと動物たち各々は、酸いも甘いも噛み分けて…
という関係だったんですね。
そういうものを丸ごとお互いに受け止めて合っていた関係が
美化され過ぎずにとてもいいと思いました。

わたしが欲しかったのは、シマリスたちのつくってくれた枕。
森のにおいがいっぱいの枕だなんて、とってもステキ。
絵を見ると虫まで入っていそうですけれど、、
森のにおいに包まれて私も寝たい。
ヤマネコがうらやましい。
思い出がたくさん刺繍された毛布にくるまれ、森のにおいのする枕で眠れるのだから。
森から離れても、森にいる安心感がありますね。どこにいてもリラックスできそうです。

「たびに出ようとおもう。」そうハリネズミに言って旅に出ることになったヤマネコに、森の仲間たちがみんなで刺しゅう入りの毛布をプレゼントするというおはなし。
全ページ木版画で描かれたたくさんの動物たちは、生き生きと表情豊かで、躍動感があふれていました。どのページも、それぞれ個性的で、見ていて本当に楽しい。
いい思い出ばかりじゃなくて、ヤマネコにおいかけられたから作ってやらないというシマリスもいます。でもみんなヤマネコを思っていて、旅立つヤマネコにプレゼントを贈る。なんて素敵なんだろうと思いました。ラストの刺繍のページも心躍ります。
レビュー企画でこの絵本の存在を知りました。こんな素敵な絵本に出合えて本当にうれしいです。

はりねずみは森の動物たちに
針を一本ずつ渡して
お友達のヤマネコのために思い出を刺繍することを提案します。
そしてみんなヤマネコとのすてきな思い出を刺繍にしていきます。
それだけでも相当すてきなのに
それをつなげて毛布をつくったです。
すてきすぎて倒れそうなプレゼントですね。
我が家も転勤族でお別れを繰り返してきたので
何とも胸が熱くなってしまいながら読みました。
優しい気持ちになるすてきな絵本です