アフリカの子ども達の様子が分かる、とても色鮮やかな絵本です。
ケニアのルオ族の子ども達がモデルだそう。
少女ハンダは、お友達へのプレゼントのために、果物をかごに載せます。
アフリカ式に頭の上のかごを載せてお友達のところへ行く途中、
動物達が知らぬ間につまみ食いして・・・。
「数のえほん」にも分類されるようですが、
なるほど、果物7つがどんどん減っていくのですね。
ハンダの気持ちを考えると、こちらはドキドキ・・・。
でもね、意外なハッピーエンドが!
色鮮やかな熱帯の果物がそれはそれはおいしそうです。
そして、何より、ハンダの優しい気持ちがとても嬉しいです。
だって、こんなに果物を詰め込んだかご、重そうですもの。
ハンダの澄んだ瞳にも癒されます。
もちろん、アフリカの様子が克明に描かれています。
いたるところに飛ぶ蚊、素朴な家、サバンナの道に、近くで共生する動物達。
子ども達のヘアスタイルも独特、子守している子ども達もいますね。
果物や動物、虫もたくさん描かれているので、どうか隅々までご覧ください。