「パンどろぼう」 ５歳のお子さんに読んだ みんなの声

パンどろぼうシリーズは図らずして「おにぎりぼうやのたびだち」から入ってしまったので、ようやく１話を読めた感じです。
個人的にはパン屋のおじさんの頭がとても気になります。笑
娘はパンどろぼうがパン屋に忍び込み盗み出すまでの場面が好きなようです。
パンを作ったことのある身としては、「おいしいパンをいくら食べたところでおいしいパンはそうそう簡単に作れるようになんてならないんだぞ〜」と若干意地悪な感想をもってしまいました＾＾；

絵がシュールで今まで手に取っていませんでしたが、読み放題の機会に読んでみました。
もっと早く読めばよかったと後悔するくらい楽しい絵本でした。

美味しいパンが大好き！いろんなところからパンを盗んでいます。
部屋の家具からもパンが大好きな事がとっても伝わってきました。

ある出来事から自分から正体を明かし、今まで美味しいパンを食べてきた経験を活かして活躍します。

とぼけた感じが魅力の絵本です。
パン好きのどろぼうには、どろぼうの流儀があって、パンの味へのこだわりがあって、その一つ一つがおおらかに感じられました。
盗んだパンがまずいと、パン屋さんに文句を言うところなどは、ハマってしまいました。
たちまちシリーズ化されたのも納得です。

なんと言っても親子ともにこの表紙の絵に心奪われました！

パンどろぼうのパンに対する一途な愛情がとても伝わります。
パンどろぼうが使う忍者のような技にゲラゲラ笑う子ども達！そして、世界一美味しい森のパン屋さんのパンを食べた時のパンどろぼうの表情！みんなで大爆笑しました。笑

みんなハッピーエンドで終わり、我が家では何度も読んで?と言われ続けてる絵本です。
また、文章を読むのが苦手な一年生の息子が、自発的に音読した絵本なので、思い出深い絵本の一冊になりました。

本屋さんの入り口を入ってすぐのところにおすすめとして置いてあったことがきっかけで買いました。
終始ネズミの表情がかわいくて、私がはまってしまいました。子ども達の反応も「まずい」のところで盛り上がり、とても集中して読むことができました。

どんな展開になるかわからない面白さと、展開後のシュールな「そうだったの？！」に意表を突かれる作品です。柴田さんはほかの作品でも笑いをベースにしてらっしゃるので、タイトルを見ただけで何となく期待して読みました。子供も面白がっていたし、期待を裏切らない良い作品でした。パン屋のおじさんもやさしくて、好きです。