「おきゃくさまのゆめをかって、ゆめのアメにかえ、そして、それをうる」
「ゆめぎんこう」の不思議なお話し。
ゆめぎんこうの店主ぺんぺんとゆめを食べるもぐもぐが日々ゆめの売り買いをしています。
そんな仕事があまり好きではないぺんぺん。
ある日、一人のおじいさんのところへ夢の買い取りに向かいました。
人気が出そうな夢ばかり出てきて、もぐもぐはお腹いっぱいにゆめを食べます。
まだまだ人気が出そうな夢が出てきそうでしたが、その後を後にしたぺんぺんたち。
後日、その夢を受け取りに来たおじいさんから聞いたお話に、少しでもとお返しをします。
心がグッと熱くなるような終盤のお話。
読み聞かせで聞いている息子も、真剣な顔で聞いていて、何も語りませんでしたが、確かに感じてくれたと思います。
このおじいさんの一途な思いに、読んでいる私も心が熱くなりました。
毎晩寝る前に家族でぎゅっと手を繋ぎ、良い夢が見れますようにと静かに思います。
子供だけでなく、大人や年配の方にも、読んでいただきたい1冊だなと思いました。
感動的な物語ですが、柔らかい挿絵にも癒される素敵な絵本です。