「ねこはるすばん」 ５歳のお子さんに読んだ みんなの声

ねこがるすばんする時はどんな風に過ごしているのか？

ねこのるすばん、寝てばかり？
いやいや、実はとっても忙しい。

タンスの中に入っていったとおもったら、そこはねこの世界。

ねこの世界に入ると二足歩行で歩いたり、釣り堀に行ったり、本屋に行ったり、自由気ままに満喫中。

息子は釣り堀のまぐろ！まぐろ！絶対！まぐろの部分やバッティングセンターのカッキーンの部分がお気に入りです。

最後、ねこが留守番から帰ってきたときの部屋の荒れ様も何があったのか？と想像力が掻き立てられます。

あとは、ご主人をお迎えする顔とお留守の顔が全然違うところも、「この顔とこの顔、全然違うけどなんでやろなー？」と考えてみたり、深読みポイントもいっぱいあって面白いですよー。

お薦めされていたので図書館で予約したら、
人気でなかなか借りることができませんでした。
読んでみて、どうして人気なのかわかりました。

淡々と描かれているのですが、
面白くて、最初はさらっと聞いていた小２の息子も
にやにやしてきて、
最後のほうは親子で笑いながら読みました。

触ったら気持ちよさそうな毛並みで描かれているのに、
この庶民的な行動。最高です！

私は猫って、表情に乏しい動物だと思って、見た目の可愛さは理解できつつ、あまり好きではありませんでした。猫カフェで撫でていた無表情の猫にいきなりかまれたりしたので、「嫌なんだったら、言ってよ！！表現しなさいよ！」と思ったことも。
その点、犬はとても分かりやすい。
顔の表情筋が猫とは全く違う造りなのか、嫌なら不機嫌な顔、怖かったら怯えた表情、楽しかったら笑ったりする。

この作品の猫は、そういう視点ではとても犬的。
一人の時間を思う存分、満喫している部分は猫的だけど、目力や顔の表情で表現する感情がとても豊か。
こんな猫となら友達になれるかもしれない。

私のそんな感想をよそに、根っからの猫好きのわが子は、始終「くぁわいい〜！くあわいい〜！」と、大絶賛。暗闇でぴかー！と光る顔ですら「…かわいい。」と評価していました。
猫だけでなく、全体のイラストがとても丁寧に描かれているのも良かったです。
猫好きさんなら、もっと好きなる絵本。

ねこは留守番が上手、と思ったら大間違い？
人間が出掛けて行ったあと、秘密の穴をくぐり抜けて、ねこの世界へ。表情が可愛すぎます。あ、普通に歩いてる笑。どこ行くのかな？
一日を満喫するねこでした。こんな世界お邪魔してみたい気がします。