このお話は、結構血なまぐさいです。
鬼が娘をさらっていくのですが、その鬼を源頼光たちが退治にいくお話です。でも、途中経過では、鬼が娘をかわいがって肉をむさぼったり、このお話の題名の通りに、酒宴のときには人の手やら足やらが酒の肴になってでてきたり。
いつもかわいらしい昔話ばかり読んでいると怖い感じもします。
でも、子供はこういうのも結構恐いもの見たさで好きなんですよね。
このお話は次は「羅生門」(もしかしたら、他の題名ででている本もあるかと思います)に続いていきます。昔話で続き物があるなんて知りませんでした。しかも、この続きには、大きくなった(というよりきっと、青年時代が有名だったからこそ、幼年時代の話が金太郎として伝わっているのかなとも思いますが。)金太郎まで出てきます。
怖いとも思っても、このお話はさけて通れません。古典のような楽しさもありますので、大人にもお勧めです。