字のない絵本です。
男の子がクラスメイトたちと美術館へ。
みんなとはぐれてしまって、なおいっそう迫ってくる美術館独特の空気。
シーンとしつつも、さまざまな展示品が静かに手招きしているみたいです。
そして小さな小部屋に入るとそこには迷路の絵があって・・・
すると・・あら!小さくなって迷路の中を探検してます。
いろんな迷路をひとつひとつクリアーして・・するとさいごに
メダルがもらえました。
ぶじにみんなと合流できて、ちょっとした達成感を味わっている
男の子のようすが見て取れます。
美術館って自らの想像力や感受性で遊ぶところ。
能動的な楽しみ方だと思うんです。(それは絵本も一緒かな)
男の子は期せずして一人ぼっちになることによって、深く味わえたのかもしれませんね。
息子といっしょに迷路を指でなぞって、楽しめました。
ただ迷路だけでなくて、絵の中に入っちゃった!みたいな
ものもあるとなお良かったかなぁ。
たとえばブリューゲルの絵にタイムトリップ!とか。
絵はシンプルで読みやすいです。