パリにある不思議なお店を訪れた今森さんの感動が手に取るようにわかる写真絵本(というのかな?)です。
そのお店の名はデロール。
もともとは学校へ理科実験に使う道具などを貸し出すお店だったそうですが、時と共に剥製や貝殻、蝶の標本、化石も並ぶようになり・・・
もうお店自体が不思議な世界なんです。
本の中には化石の並ぶガラスケースに食い入る少年が写っていたり
動物の剥製にはしゃぐ子どもたちが載っています。
私が、デロールの近所に住んでいたら毎日入り浸りますね(笑)
今森さんは素直に興奮し、素直に面白がっていて少年のように文字が踊っています。
動物の剥製が多く写されていますが、乱獲で死んだのか?不慮の事故?とか、そこには触れられていませんので、素直に読むことをおすすめします。
興味深かったのは、フランスでは様々なものを集めて並べた部屋を「好奇心の部屋」と呼び、つくることが流行ったそうです。
あーなんてすばらしいんだろう!!と、感動しました。
この本を眺める息子の目は好奇心に満ちています。