挿絵の松成さんは、こういった「おじいさんと孫の少年」について
語られる絵本が得意なのかな?「松成さんの絵なら素敵な絵本になる!」
とお願いされることが多いのかな?
わりとたて続けにこの手のお話を読んでしまったので、「うーむ似たよう
なお話だなあ」という印象を受けてしまったのは残念ではあるのですが
(誰かが死んじゃう物語はほんとはあんまり好きではないのです)
でもやっぱり松成さんの絵の力が素晴らしくて、ひきこまれてしまいます。
それに・・木が好きなので(山登りするとよく木に触ってしまいます)
「じぶんの木」がどこかにある、そう思うだけで、まるで木の肌に
さわっているようなほんのりとあったかい気持ちになります。
娘は、まだ自分と深く関わり合いのある身近な人の死は経験していない
ので、この絵本はしっくりこなかったみたいです。死とか生とか
考え始める小学生くらいになったら、もっと自分の中で考えつつ
心に刻みつつ読んでほしいなって思います。