「ポッチのかんがえてること」 ５歳のお子さんに読んだ みんなの声

”MOE”に紹介されていたので購入してみました。いろんなところにクスリと笑える仕掛けがあって（大人の方も楽しめると思います）、ストーリーもとても素敵です。「ヒロシマのおじいちゃんくらいおじいちゃん」で「オオサカのおばあちゃんくらい、としをとってる」、一匹のわんちゃんと男の子の交流が、わんちゃんの見ている世界を介して深まっていくのが感じられます。そのたびに繰り返される「いま、ポッチはなにかんがえてるのかな？」というフレーズに、ムスメもわんちゃんになったつもりで考えています。それと表紙カバーの裏にも、「ポッチのさんぽのちず」が描かれていて、彼女は大喜び。このような絵本に出会ったのは初めてです！

飼い犬のぽっちの目線に
切り替わると赤いページになります。
その視点の面白さが
実に新鮮で引き込まれます。
ぽっちからみるとこんな風に人間たちが見えているんだなとか
階段って結構高くって山みたいだな・・とか
視点をかえることで
みえてくることが多いことに気づかされます。
視点をかえるという作業は
気づかずとも結構していることが多いように感じます。
相手の気持ちになってみるときの
その切り替えを視覚的に表してくれていることが本当にあたらしいです

犬を飼っていたら、どんどん年を追い越されて、先に老いてしまうのが、辛いです。
でも、自然の原理、仕方のないことです。
一緒にいる時間が、どれだけ豊かか…ってことが、大切なんだな。
この絵本では、そんなことを改めて考えさせてもらいました。

私は生まれてから結婚するまで
犬のいない生活をしたことがありませんでした

読んでいて　あー解る
そう思うところが沢山ありました
途中　もしかしたら　ポッチが死んでしまうのでは！？
と先走ってしまいましたが　そんな悲しいお話では
ありませんでした（よかった！）

残念ながら娘も息子も犬と生活したことが無いのですが
犬の居ない我が家でも　私の子供の頃の犬の話で
子供達と盛り上がれました

動物の居る生活をしているお子さんなら
それぞれ自分の気持とダブらせながら
読むことができるのではないかと思います

いつかまた、犬と生活するぞ！っと思わせてもらいました（＾＾）