机の下に落とされ忘れられていたビー玉やがびょう、コンパスなどが合体してロボットになり、ネコに襲われそうになったり、窓からおっこちたりしながら、なんとか脱出するお話です。
「こどものとも年中向き」にしては文章が多いほうだと思うのですが、はらはらドキドキ、コミカルな動きも加わって、あっという間に読めてしまいます。
上の娘たちはあまり興味を示さなかったのですが、息子が5歳になる少し前から大好きになり、「これは手みたいな形だねぇ」といろいろな物についても視点を変えて話してくれるようになりました。そのうち、身近なものをテープでぐるぐる巻きにしてロボットを作ったりしたらどうしよう、と少しあせりながらも楽しみにしています。
リアルな絵でコンパスも出てくるので小学生の男の子でも興味を持って読めそうです。ぜひハードブック化してほしい本です。