このお話はロシアの民話です。うちには福音館書店の「ゆきむすめ」がありますが、話の内容はほとんど変わりませんが、次女は断然こっちのほうが好きと言っています。
私はどちらの絵もこの切ないお話に合っていて甲乙つけがたしという感じですが、子供はスズキコージさんの絵がとても好きなようです。
おじいさんはちょっとふくろうにも見えるのですが、寒い国の民話にはぴったりの世界観でぴったりだと思います。
内容については、ゆきむすめの友達が考えられない危険な遊びをしてるのは気になりますね。
ゆきむすめじゃなくてもアレはダメです。
「よいこはぜったいにマネしないでね。」
と、アニメだったらテロップが入るでしょう。
あと、最後におじいさんとおばあさんにさよならも言えずに消えてしまったのは切なすぎます。
この本を読むたびに、
「おじいさんとおばあさんは、あれからゆきむすめをさがしただろう。いなくなってどうしただろうか?」
と二人の気持ちを案じて非常に悲しくなります。
そんなハッピーエンドでないお話ですが、このお話に限っては私も子供も好きです。
とてもレビューが少ないので、ぜひスズキコージさんバージョンも読んでみてください。