「くすのきだんちのコンサート」 ５歳のお子さんに読んだ みんなの声

シリーズ4作目。
毎回、季節感もあり、くすのき団地が季節によって様変わりする様子も楽しみです。

今回は、嵐がきて・・わたりどりがやってくるという設定でイラストの感じから秋かな？と思いながら読みました。

10階建ての住人たちはもう決まっているので、今回は、突如泊めてあげることになったワタリドリさんが登場して、いつもと違うお話の展開で新鮮でした。

突然の来客をみんなでお出迎えして温かくおもてなしする住人達。
いつだって、ほんとに優しくてあったかいみんなです。

お礼のコンサートもみんなが笑顔で見ているこちらも笑顔になります。

今回のお話は、くすのきだんちに渡り鳥の合唱団がやってきたお話でした。くすのきだんちのみんなで優しく出迎えていたのがとっても印象的なお話で、いいなって思いました。渡り鳥たちも感謝の気持ちに歌を歌ったりと、とっても心が優しくなる一冊です。

嵐の夜に雨宿りにきたのは、１０羽のわたりどり。シャワーを使わせ、タオルを貸して、スープを出してあたためて、、、、恩返しで素敵な演奏と合唱をします。

とてもほのぼのしていて、困ったときに助け合う姿がすばらしいです。ただ、気になったのはレストランのスープ、、、、。素人のスープは普通にもてなすという意味では良いのですが、普段はお金代わりの何かを受け取っているはずのレストランで、無料でスープを出すのは人間世界なら問題がありそうです。相手によって無料とかだと他の人がむっとしそう、、、、でも、スープの配膳をみんなが手伝っているので無料なのかしら。この日だけ住人にもみんなに無料、ならいいけれど、、、、

ちょっと気になったところはありますが、困ったときに助けてあげて、翌朝無事に出発するというのは良いですね。